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院長

資格

僕が持っている資格(免許)といえば普通自動車の運転免許と医師免許くら

いのものです。でも世の中にはすごい人がいっぱいいます。ほぼ毎週のように

受験して何百もの資格試験や検定試験に合格しまくってる人たち。彼らは取得

した資格を仕事に役立てようといった気はなく、単なる資格マニアなのだそう

です。

 そんな人たちの話を聞いて僕も何か他の資格を取ってみたくなってきました

。たくさんの資格に挑戦することには興味ありません(そもそも頭がついてい

きません)。有用な国家資格を何か一つでいいから取得して、実際にそれを生

かした仕事をしてみたいのです。もちろん医療業務は今まで通りで。

 どんな資格だったらそんな副業が可能になるでしょう?受験資格に実務経験

を求めるものは物理的に無理です。制限を設けていない資格をネットで探しま

す。いやあ、いろいろありました。行政書士、司法書士、公認会計士、中小企

業診断士、基本情報技術者、ウェブデザイン技能士、不動産鑑定士、宅地建物

取引士、管理業務主任者、気象予報士、土地家屋調査士、電気工事士、危険物

取扱者、消防設備士、旅行業務取扱管理者、登録販売者、通関士等々(間違っ

ていたらスミマセン)。

 普段は今まで通りに診療をして、合間に新しく取得した資格でアルバイト。

できれば診療と何かしらつながるような仕事がいいな。通関士とか面白そうだ

けど、どう考えても医療とはまるで関連が無さそうだものなあ。宅建も関係な

いですねえ。公認会計士ならどんな職業ともつながりますが、ハードル高すぎ

て端から無理。一体何がいいでしょう。

 気象予報士はどうかな。芸能人が試験に受かって話題になったりすることも

あるし、受かりやすい気がします。とはいっても毎回3000人弱が受験して

合格者は150人ほど。合格率は5パーセントという、かなりの狭き門のようで

す。大学受験なんかよりよっぽど高倍率なのですね。

 中学生の理科で天気図の読み方みたいなのを習った記憶があります。曲線に

三角や半円がたくさんぶら下がったような、寒冷前線とか温暖前線とか。当時

まるでチンプンカンプンでまったく理解できませんでした。思えばその頃から

だんだん理科が嫌いになっていったんです。頭が柔軟だった少年時代でさえ難

しかった天気図、はたして中年のおじさんとなった今、リベンジできるのでし

ょうか?

 でも資格を得た後の利用法は思いつきましたよ。花粉症の時期になると気象

予報士のお姉(兄)さんが花粉の飛散情報を伝えてくれます。「今日は非常に

花粉の飛散が多いと予想されます。花粉症の方はご注意ください」とかね。あ

んな感じで僕は長年の診療経験も踏まえ、『クリニック混雑情報』を伝えたい

と思います。「台風38号の影響で、南からの湿った風が入り込み関東地方は

明日、強い風を伴った激しい雨となるでしょう。そのためクリニックを受診す

る患者様は少ないと予想され外来はかなり空いているでしょう。受診を考えて

いる方には大チャンス到来です。ただし河川の氾濫には十分注意してください


」「月曜日は全国的に爽やかな秋晴れとなりますが、連休明けでもありご高齢

者の受診が多い診療科では午前の早い時間から激混みが予想されます。局地的

に診察まで3~4時間待ちもあり得ます。東京ディズニーランドもビックリで

すね。覚悟を決めてお出かけください」このバカバカしさがけっこう受けるか

も。とりあえずこなり眼科のホームページに天気予報のコーナーを新設しよう

かな。その中でこのおかしな天気予報と外来混雑予報を僕が毎日やったらSNS

で話題になるかも(見苦しいだけか)。「変な予想をやっている眼科が町田に

あるみたいだぞ」「どれどれ。へ~面白い」こうしてこなり眼科も大いに話題

になり全国的に有名になる、っていう寸法です。

 よし決めた!気象予報士目指して早速受験勉強開始だ。1月と8月に試験が

あるようなので、8月の合格を目指すことにしようかな。え?いつから勉強始

めるのかって?そう、明日からかな。今日はもう疲れちゃったしね(ダメだこ

りゃ)。ちゃんちゃん。



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気象予報士を夢見てこんなデタラメを書いたこともありましたね。え?国家

試験受けたんじゃないのか、って? う~む、重い腰がなかなか上がらないん

ですよね。いまだ何の行動も起こしていないのが情けないです。こんなことで

はいかん!とは分かっているのですが、どうしたものでしょうか。でも結構多

いんじゃないですかね。壮大な夢は思い描いてもなかなかやる気が出ない、と

いう人。

面倒なことはなるべく避けて楽をして過ごしたい、という人間の深層心理に

打ち勝ってデタラメを現実に変える。そんな意志の強い人間になりたいもので

す。

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